損を取る決断

2019年10月3日にWestfield’s Shopping center @ 277 Newmarketにだるまラーメンがオープン。
ラーメン業態はボタニー店に続き2店舗目。
ボタニー店に比べ広さは五分の一、家賃は3倍。
ウェストフィールドの規定で店内の内装デザイン、素材、配置など全て厳しく審査され開店までの資金もボタニー店に比べ3倍ほどの投資が必要だった。
ショッピングセンターの集客力は以前から聞いていたんだが、ラーメン専門業態、持ち帰りには向かない商品、商品が作り置きできないなどラーメンならではのデメリット、メリットの考え事業計画を組むことが難しかった
でもここで大きく影響するのが『損を取る』との考え。
もし思うような利益が上がらなかったら?
投資回収が思うように進まなかったら?
ものすごく高い家賃を毎月払い続けられるか?

それらの不安要素(リスク)を取りに行くことができるか。

ウェリントン4店舗、オークランド3店舗、工場の収益があることが大きい。
この利益、現金があることで『損を取る決断』ができる。
いくら何でもショッピングセンターで一年間売り上げゼロはない。では赤字となった場合その額はいくらになるのか?
店舗立ち上げの投資、家賃、固定人件費、大きなところはこんなもの。売り上げには一定の原価がかかるが残りは粗利。

利益とは?
数字的利益だけではなく、利益はブランディング、ノウハウ、マーケットシェア、貿易など少し長い目で見れば大きな企業利益が得られる。

一店舗経営ではできない決断も、売り上げ、現金保有をできていれば損を取りに行くことができる。スケールメリットを取りに行くことでさらに成長が加速できる。
これを書いている今、開店から2か月以上経過したが黒字運営できている。
IR(Invest and Return)とは数字だけではない要素も加味し、キャッシュポジションを厚くしておくことで将来の成長を加速させることができる経営判断ができる。
一年後ニューマーケット店はどのようはステージに進んでいるか楽しみだ。