『飲食業の喜び』
15歳アルバイトから始めた飲食業もいまでは30年以上。経営も20年以上してきた。
皿洗い、鍋磨きから、調理、サービス、経営と一通りやってきた中で『喜び』も変化してきた。
料理のテクニック、知識を学ぶことに喜びを感じ、包丁を研ぐことが出来ることになったことでなんだか一人前に料理人になれた気がしたり。
より良いものを提供することで喜びを感じていたことろから、自身で経営していく中で、「自分一人でできること」の限界も感じた。
料理人として周りの人を喜ばせていく道か、経営者として仲間と一緒に沢山の人を喜ばせていくのか。
経営者としてデビューした2年目くらいに『経営の道』を選んだ。
自分が幼少期に連れて行ってもらったファミリーレストランのように、子供からお年寄りまで来て頂ける場所、笑顔が溢れる時間の提供をしたい!
世界中コロナで大変な時代。
日本では外出自粛、飲食店の営業時間短縮。
NZでも街中の人通りは以前のようには中々戻らない状況。
そんな中、ショッピングセンターの回転寿司ではベビーカーを持った家族客が並んでくれる。
結婚式で使用するために多くの寿司プラッターのご注文を頂く。
天気が悪くなれば沢山のUberオーダーを頂ける。
たくさんのスタッフがおもてなししてくれる。
辞めていくスタッフもいるが新しく入職してくるスタッフもいる。
『ないもの』を数えるより、『あるもの』を数えれば自然と感謝と幸せを感じることが出来る。
有難い。
NZにワクワクする回転寿司をたくさん作りたい。
こんな店があったよかった、そんな場所を作っていきた。
まだやりたいことがある。
ってことはまだまだ成長できる。
幸せである。