ついにロックダウン、レベル4。
政府補助があっても家賃や保険などコストは基本出ていく。
働かなくてもフルタイム$600が入るスタッフ。売り上げがなければ収入ゼロの会社。
ロックダウンがいつまでの続くのか未知。レベルが3に下がってもショッピングセンターは休業継続。郊外店のみが’持ち帰りやUberのみの部分営業再開。
レベル2になっても人材不足は続く。国境や移民局の方針に変更がなければ飲食業は人材に関して今後も苦しい運営が続くだろう。
先の見えないこの状況で経営者はどこを見ていくべきなのだろうか。
立場が違うと視点も違う。
店舗スタッフはお客様の満足、サービスの質、商品の提供スピードなど「目の前」のことが非常に大事と感じるだろう。
店舗管理している社員などは働く環境やうまくやれる仕組みを作ろうとするだろう。
幹部はそのような人材をどのように育てていくのか、雇用していくのか。
そしてその再現性を高めどうビジネスを成長させていくか考えるだろう。
では社長は?
通常であれば「決定・チェック」だが、このロクダウン状況では「損」の考え方が大切ではないだろうか。
お客様を失ったり、優秀な社員、スタッフを失ったり、有利な契約やポジションなど失うとダメージを受けるものはたくさんあるが、たった一つしてはいけない事。
それは『会社を潰さないこと』
お客様も店舗もスタッフも失っても会社を潰してはいけない。
逆に言えばさまざまなものを失ったり失敗しても、会社を潰す致命的な失敗をしなければ何度でも挑戦できるということでもある。(もちろん会社を潰しても再起は可能)
収穫の元となる種を食べてしまえば、もう食料を育てることすらできなくなるのと同じ。
大事な家族やスタッフも守れない。
この時勢で経営者が見るべきは「会社を潰さない」この一点を見れば判断の基準になる。
常に最低最悪を念頭に全体適正を図ってく、これが大事だと感じる。
もちろんそれぞれの立場で視点が違うことが普通。
だから経営者の視点や考えは理解してもらえないことが多いのだろう。