コンセプト作りの基本的やり方として【5W1H】がある。
When いつ
Where どこで
Who 誰が・誰に
What 何を
Why なぜ
How どのように
これを事業を始める際、整理することで立地、広さ、内装、顧客層、メニュー、価格、サービス、商品などコンセプトに合わせて進めていくことができる。
その上で、利益が出せるのか?
利益を出すためにはそのような仕組みを作っていくのか?
以前にも書いたが『美味しいはお客様が決める』
いくらこだわっても、シェフの自信作でも、お客様からの『美味しい』が貰えなければだめ。
その『美味しい』も様々。
予算があまりなく、急いでいるビジネスマンにとっては吉野家やすき家などの牛どんチェーン店はとても助かる『美味しい物』となる。
予算奮発してデートで使うレストランは雰囲気やサービスが『美味しい』と感じる要因になり得る。
したがい、『美味しい』は味だけではなく、価格や立地、一緒に行く相手、にも左右される。
話しは戻るとして、5W1Hに基づいて店舗のイメージを色々と書き連ねていくと、店舗全体のイメージが見えてくる。
その中で、クイックのサービスを目指しているのに、ニーズにこたえるためにメニュー数が多い、など矛盾した内容が出てくる。
これらを整理していく過程でコンセプトはより整理されイメージとして色を帯びてくる。
出店エリアは街中なのか、郊外なのか?
顧客はビジネスマンか、学生か?
ヘルシーを謳っていくのか、ボリュームか?
品質軸なのか、価格軸なのか?
これがしっかり固められれば、ビジネス街で家族客を狙ったり、家族客が喜ぶようなプロモーションをしたりはしなくなる。
コンセプトを店舗スタッフとも共有できればそのお店は効率よくお客様へその魅力を伝えることが出来るチームとなり利益の出しやすい店舗となる。
事業コンセプトの共有・共感はスタッフのモチベーション、売り上げ、お客様の感動に繋がる大切な要素である。