NZ到着後、すっかり散在して残り少ないお金。。。
1年間仕事ができるワーキングホリデービザなので、さっそく知人に紹介してもらったウェリントンの「Hide Café」(今もあるのかな?)という日本食レストランで、海外初の仕事開始。(2000年12月だったと記憶)
オーナーもスタッフも同世代の若い中国人。英語の理解はできないが、まあ何でも「Yes」、不思議そうな顔をしたら「No」と。ま、適当にハラハラしながらのスタート。
それでもやっぱり新宿時代にしっかりと基礎を身に付けておかげで、知識・経験・清潔感などは中国人のそれとはやはり違く、あっという間にお店で主力選手。それでも時給は確か$7.25(最低賃金)だったかな。
ビールが一杯$4、ランチが$8くらいの時代。
シフト、給料明細は手書き。給料も手渡し。
そんな環境でも初めての海外で仕事、しかも中国人と言えど「外人」と仕事をしている環境や自分が新鮮だったなぁ。
照り焼きチキン、照り焼きサーモン、照り焼きビーフと「照り焼きシリーズ」がここNZでは絶大な人気があることもここで知った。
「照り焼き」ではなく、揚げていても、照りを出しているのではなく、照り焼きソースがかかっているだけでも「照り焼き」を名乗っていることを勉強したのもこの頃。
「寿司」「刺身」「天ぷら」「鉄板焼き」「照り焼き」王道の日本食。
ウェリントンにはまだ日本食が4件ほどしかなかった時代。それでも食べたらおいしいお店だったなぁ。
仲間に、将来独立、起業、永住を考えているのなら、寿司を作れければ話にならない、ビザをワークビザへ切り替え、その後、永住権を取得しないと難しい、とのアドバイスを受けた。。
寿司は寿司屋の仕事で、居酒屋出身の自分は作れないと思っていたが、こちらでは中国人、韓国人、マレーシア、ベトナム人と多人種がテイクアウェーの寿司屋で巻き寿司を巻き働いている現実。
そんな自分の固定概念にも気づかされる毎日の生活。
このお店では3か月弱働いた記憶が。
残りのビザ有効期限が7か月ほど。転職の決断。
次の会社で、人生初めてのすし作りに挑戦。。。