桁違い

ロックダウンだからか、20年近く前ウェリントンでの創業時を思い出した。
自分で貯めたお金、親戚、兄弟から借りたお金すべて使い果たしオープン当日。

残ったお金は$1500ほど。

初期仕入れで支払いは$2500。当時はもちろん信用も実績もないので支払いは配送時に現金もしくはチェックでの支払いが基本。

それがなかったのよね〜。

結果、支払いはある時払いの催促なしで快く受けてくださった業者さんに救われたんだけど。

独立当初は朝から深夜遅くまで仕事をして額面月$1500の給料で社長兼店長兼料理長。

当時千ドルで苦しんでた。

その頃、先輩経営者に言われた。

今は千ドル単位、それにゼロが一つ二つ増えただけでお金がなく、困っているのは今も一緒だよ、と。

何をおっしゃる〜、何万ドル、何十万ドルも持っているだけでそれはもうお金持ちでしょう〜!って思ってた。

桁が違っても資金に関しては思い通りにならないのは一緒、今まさに思う。その通り〜!

だから資金の踊り場が必要なのよね。

「踊り場」?

それについてはまたの機会に、

(これは2021年11月に書かれたものです)