人生の航路

日本で仕事していた頃の社長は昔漁師だった。

その社長に、若い頃が大事、ちゃんと人生を生きる大切さを説かれた。

26歳までは必死に仕事して金など貯めずにたくさん勉強、経験しろ、というものだった。

そのまま鵜呑みにして毎日朝まで仕事をして昼までの飲んで、15時から仕込をする生活。

給料は全部使い、店の近所の飲み屋ではツケで飲み歩く。

給料貰ったらツケを払いついでにまたボトルをいれる。

そのおかげでたくさんの大人と出会え、話を聞かせてもらえて、多くの経験ができた。

(大人から見ればただのバカ)

仕事も一生懸命やった。

「掃除と思うな、人生と思え、仕事と思うな、人生と思え」

落ちているゴミも拾えない奴が、誰かに指示をして聞いてもらえると思うか?

いやいやトイレ掃除、それを綺麗にできない奴が自分の店を持った時、綺麗にできるか?

なぜ?どうして?いつも考えろ。

18歳が19歳に、振り返った1年にそう変化はない、でも26歳になったら生き方の差が出てくる。(26歳設定はいまだに謎🤔)

覚悟の違いが現れてくるんだよ。

若いころは違いが見えなくても、歳を重ねるごとにその差は大きく開いていく。

目指す場所へ進んでも、スタートから微妙な角度の違いで到着点は大きな違いができるんだ。

ちょうど船乗りと同じだよ。

だから若い時の行動や覚悟はその後の人生に大きな影響を与えるんだ。

最近、息子なりに大きな決断をしようとしている。

そんな相談を車で話している時に、この思い出話しをした。