「問題解決思考」から「構造思考」

FC会社へのアドバイスの中で「問題解決思考」と「構造思考」について記した内容があったのでここで紹介。

シフト作成、時間数に大きな問題点は紙面上では見当たらない。
仕事のやり方、考え方の転換で売り上げ上昇と生産性のアップが図れる可能性がある。
現在の「問題解決思考」から「構造思考」に変化することで、全体的適正の方向性を進むことが大切ではないでしょうか。
ロスを減らすことも大事ですが、売り上げを上げることが優先。
実は私ども回転寿司業態でも、貝類の商品を流して、反応が良くなく解凍したものが悪くなる→破棄→出ない・売れない→回さない・メニューから外す。
という流れがありました。
売れないのは知らないから。知らないのは、伝えてないから。と考え刺身でも貝類を販売、POPなどでも積極的に告知してレーンにも流し続けた結果、今ではアジア人中心に多く販売できる様なりました。
それだけではなく、他日本食では食べられない商品として差別化もでき、なおかつ、卸業者さんに他レストランでも販売を進めてもらうことで購入価格を下げることができ利益率もアップ。
マーケットにも赤貝、鳥貝、つぶ貝など出回ることでまた一つ食文化が広がる喜びもあります。
売れないから止める、これも正解。でも売れないのは知らないから、の可能性もあります。
ここを見誤ると、他競業と同じような売れる商品(どこにでもある)しか販売しない、となる。
目の前の「売れない」「ロスが出る」それを回避しようとする思考から、そもそもの構造を考えることは大切じゃないかな。